ヘシニャ

展覧会・催し物下記の展覧会情報は変更される場合があります。 最新情報は直接問い合わせください。

芸大コレクション展―春の名品選―


芸大コレクション展―春の名品選―
会期: 2012年4月5日(木)- 6月24日(日)
月曜日、4月27日(金)は休館 *4月30日(月・祝)は開館
午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)

2012年4月28日(土)- 6月24日(日)
「近代洋画の開拓者 高橋由一」を同時開催いたします。
会場: 東京藝術大学大学美術館 展示室1
観覧料: 一般300(250)円 高校・大学生100(50)円(中学生以下は無料)
* ( )は20名以上の団体料金
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
* 同時開催「近代洋画の開拓者 高橋由一」展をご覧のお客様は当日に限り無料でご覧いただけます。
主催: 東京藝術大学
助成: 藝大フレンズ賛助金助成事業

  このたび、東京藝術大学が所蔵する主要なコレクションを紹介する展覧会を開催いたします。当館のコレクションは、開学以来120年を超える収集活動によって形作られたもので、古美術から日本画、洋画、彫刻、工芸、歴代教員・学生による作品など多種多様な内容を誇り、その数は重要文化財22件を含む2万8500件を越えています。当館では毎年開催されるコレクション展において、この収蔵品のなかの主要作品の一部を展示・公開しております。
  今年は、古美術、近代美術の各分野の中から、多くのお客様にご好評いただいている作品を精選して展示いたします。いずれも本学のコレクションを代表する名品であり、また本学の歩みを跡づける貴重な資料です。さらに特集展示として「修復記念 《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》」、本学の総合芸術アーカイブセンター企画による「藝大の創成期と依嘱事業」のコーナーを設け、これまであまり出品の機会のなかった作品や資料もご紹介いたします。また、平成23年度に新たに収蔵された作品の一部も公開いたします。

特集陳列@修復記念《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》
  重要文化財《浄瑠璃寺吉祥天厨子絵》は、もとは京都浄瑠璃寺の《木造吉祥天立像》(鎌倉時代・重要文化財)を納めた厨子の扉および背面板でしたが、明治の初めに寺外に流出し、明治22年に東京美術学校に所蔵されました。この厨子絵は、厨子の三方の両開きの扉絵6面と、背面板1面の計7面で構成されており、内側は正面扉に梵天・帝釈天、側面の扉に四天王、背面板に弁財天および四眷属を描き、外側は正面扉にのみ竹雀図が描かれています。いずれも木地全面を白土で地塗りした上に墨線と彩色で描かれていますが、近年は板絵の白土層の剥離が目立ち、箱にも金具の欠損や歪みが生じていました。このため、平成19年度より3年にわたる修復作業が行われ、このたび一般に公開する運びとなりました。修復後初めての公開にともない、修理の方法や工程を明らかにするとともに、本学が所蔵する関連資料も併せてご紹介します。

特集陳列A藝大の創成期と依嘱事業
   本学は、その前身である東京美術学校、東京音楽学校の統合(昭和24年)等を経て現在に至る国立大学法人東京藝術大学となりました。創立以来、我国の芸術教育研究の中枢として、日本文化の伝統とその遺産を守りつつ、西欧の芸術思想及び技術を摂取、融合を図り幾多の優れた芸術家、中等教育から高等教育に亘る芸術分野の教育者、研究者を輩出してきました。
  その沿革の中で東京美術学校、東京音楽学校が行った社会との連携としてあげられるのが「依嘱事業」です。美術学校は、「西郷隆盛銅像」「楠木正成銅像」などの依嘱製作や各種展覧会、音楽学校は、「螢(蛍の光)」「見わたせば(むすんでひらいて)」などをおさめた唱歌集のほか、全国の学校の校歌、社歌、団体歌をはじめとする依嘱作曲や演奏会、録音などの事業を展開し、今日まで愛される芸術を育んできました。今回は依嘱製作と依嘱作曲を中心に、本学創成期の姿をご紹介したいと思います。

※ 会期中、前期・後期で一部作品の展示替えを行う予定です。
前期:4月5日(木)〜5月13日(日)
後期:5月15日(火)〜6月24日(日)

出品リスト(PDF)
問い合わせ: ハローダイヤル:03-5777-8600
grey line